本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入・売却を推奨するものではありません。FX取引にはリスクが伴い、投資元本を失う可能性があります。投資判断はご自身の責任において行ってください。
今回は、AUDCAD専用の朝スキャルピングEA「pip_trip_audcad」を検証してみました。PIPFX販売のこのEAは、わずか14,000円という手頃な価格ながら、フォワード成績で勝率64.62%、プロフィットファクター1.64という堅実な数字を記録しています。
朝スキャ系EAは短時間で決済するため精神的な負担が少なく、初心者にも扱いやすいのが特徴です。しかし、本当に安定して利益を出せるのか、どんなリスクがあるのか、実際のデータをもとに詳しく見ていきましょう。

pip_trip_audcadの基本情報
まずは、このEAの基本スペックを表で整理してみました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| EA名 | pip_trip_audcad |
| 価格 | 14,000円 |
| 通貨ペア | AUDCAD |
| 時間足 | M5(5分足) |
| トレードスタイル | 朝スキャルピング |
| 最大ポジション数 | 1(単ポジション) |
| 推奨証拠金 | 100ドル |
| 想定月利 | 5% |
| 販売元 | PIPFX |
最大の特徴は単ポジション運用である点です。マーチンゲールやナンピンを使わないため、リスクが明確でコントロールしやすいのが魅力ですね。
取引ロジックの解説
pip_trip_audcadは、朝の時間帯に発生する値動きの特性を利用したスキャルピングEAです。具体的なエントリー・クローズ条件を見ていきましょう。
エントリー条件
市場の流れを慎重に見極め、価格の動向に基づいて最適なタイミングでエントリーします。トレンドとチャートパターンを組み合わせることで、効果的なエントリーポイントを見つけ出す仕組みになっています。
朝スキャ系EAは、アジア時間からロンドン時間にかけての値動きに着目したロジックが多く、このEAもその特性を活かしていると推測されます。
クローズ条件
利益確定のタイミングやリスク管理を意識し、ポジションが目標に達した時点で自動的にクローズされます。デフォルト設定ではテイクプロフィット100ポイント、ストップロス80ポイントとなっており、損小利大を意識した設計です。
スキャルピングでありながら、しっかりと利益を伸ばす設定になっているのが好印象です。
得意な相場・苦手な相場
このEAが得意とするのは、明確なトレンドが発生している相場です。安定した値動きや長期的な方向性が見られる環境でパフォーマンスを発揮します。
一方で、急激な変動や予測が難しいレンジ相場には注意が必要です。市場が不安定な状況では、トレードを抑制することが推奨されています。




フォワード成績を徹底検証
それでは、実際のフォワード成績を詳しく見ていきましょう。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 総トレード数 | 65回 |
| 勝ちトレード | 42回 |
| 負けトレード | 23回 |
| 勝率 | 64.62% |
| 総利益 | 1,884pips |
| プロフィットファクター | 1.64 |
| 最大ドローダウン | 89pips |
| リカバリーファクター | 21.17 |
この成績で特に注目すべきはリカバリーファクター21.17という数値です。リカバリーファクターは「総利益÷最大ドローダウン」で計算され、リスクに対してどれだけ効率的に利益を上げているかを示す指標です。一般的に3.0以上で優秀とされる中、21.17は非常に高い数値といえます。




上のグラフを見ると、損益曲線が安定して右肩上がりになっていることがわかります。大きな落ち込みもなく、コツコツと利益を積み上げているのが確認できます。
プロフィットファクター1.64も安定的な数値です。1.5以上あれば実用レベルとされているため、この点でも合格といえるでしょう。
pip_trip_audcadのメリット
- 低ドローダウンで安定運用 – 最大ドローダウンがわずか89pipsと非常に小さく、資金の変動が少ない安心感があります
- 単ポジション運用でリスク管理がシンプル – マーチンゲールやナンピンを使わないため、含み損が膨らむ心配がありません
- 少額から始められる – 推奨証拠金100ドルから運用可能で、初心者でも気軽にスタートできます
- 朝スキャで精神的負担が少ない – ポジション保有時間が短いため、長時間含み損を抱えるストレスがありません
特に低ドローダウンという点は大きな魅力です。EA運用で最も怖いのは、大きなドローダウンによる精神的なダメージや資金ショートです。pip_trip_audcadは89pipsという小さなドローダウンで1,884pipsの利益を生み出しており、効率的な運用が可能です。
pip_trip_audcadのデメリット・注意点




- トレード頻度がやや少ない – 計測期間での65回というトレード数は、朝スキャとしては控えめ。爆発的な利益は期待しにくいでしょう
- GMT+2/+3のタイムゾーン設定が必要 – ブローカーのサーバー時間を確認し、正しく設定しないと本来のパフォーマンスが出ません
- レンジ相場では苦戦する可能性 – トレンドフォロー型のロジックのため、明確な方向性がない相場では勝率が下がる可能性があります
- AUDCAD専用のため分散投資には別のEAが必要 – 単一通貨ペアのみの運用なので、リスク分散したい場合は他のEAと組み合わせる必要があります
特に注意したいのがタイムゾーン設定です。朝スキャ系EAは特定の時間帯にエントリーするため、ブローカーのサーバー時間が合っていないと、全く意図しない時間にトレードしてしまう可能性があります。必ずGMT+2/+3に対応したブローカーを選ぶか、パラメータで時差を調整しましょう。
こんな人に向いています
pip_trip_audcadは、以下のような方に特におすすめです。
- EA初心者の方 – 単ポジション運用でリスクがシンプル、少額から始められる
- 安定した運用を重視する方 – 低ドローダウンでコツコツ利益を積み上げたい
- ポジションを長時間持ちたくない方 – スキャルピングなので数時間以内に決済される
- 複数EAでポートフォリオを組みたい方 – AUDCADという通貨ペアで分散投資先を探している
逆に、短期間で大きな利益を狙いたい方には物足りないかもしれません。想定月利5%という堅実な設計なので、ハイリターンを求める方は他のEAも検討しましょう。
まとめ・総合評価
📊 総合評価
pip_trip_audcadは、朝スキャ系EAとして非常にバランスの取れた設計になっています。勝率64.62%、リカバリーファクター21.17という数値は、実用レベルとして十分合格点です。
最大の魅力は低ドローダウンで運用できる点。わずか89pipsのドローダウンで1,884pipsの利益を生み出す効率性は、長期運用を考える上で大きなアドバンテージになります。
一方で、トレード頻度がやや控えめなため、爆発的な利益は期待しにくいでしょう。しかし、コツコツと安定して資金を増やしたい方、複数EAでリスク分散したい方にとっては、非常に魅力的な選択肢といえます。
価格も14,000円と手頃なので、EA運用を始めたい初心者の方の最初の一本としてもおすすめできます。
このEAの詳細な成績データやパラメータ設定は、シストレ.COMで確認できます。バックテスト結果やリアルタイムのフォワード成績も公開されているので、導入前にしっかりチェックしてみてください。
※当サイトの情報は投資助言ではありません。EAの運用は自己責任で行ってください。過去の成績は将来の利益を保証するものではありません。






