本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入・売却を推奨するものではありません。FX取引にはリスクが伴い、投資元本を失う可能性があります。投資判断はご自身の責任において行ってください。
FX自動売買で安定した利益を狙うなら、取引する時間帯の選択が重要です。今回は、欧州時間に特化したEA「EuropeTime」のフォワード成績を徹底検証してみました。
結論から言うと、時間帯を絞った堅実な運用が特徴のEAで、勝率64.67%、リカバリーファクター24.13という数字が示す通り、リスク管理に優れた設計になっています。ただし、いくつか注意すべきポイントもありました。

EuropeTimeの基本情報
まずは基本スペックから見ていきましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| EA名 | EuropeTime |
| 価格 | 19,800円 |
| 通貨ペア | EURJPY |
| 時間足 | M5(5分足) |
| 取引スタイル | デイトレード・アノマリー |
| 最大ポジション | 1(単ポジ) |
| 推奨証拠金 | 100ドル〜 |
| 想定月利 | 10% |
| 計測環境 | リアル口座 |
取引ロジックの詳細解説
EuropeTimeの最大の特徴は、その名の通り欧州時間に特化したエントリー戦略です。具体的にどのような条件で売買しているのか見ていきます。
エントリー条件
このEAは買いと売りで異なるアプローチを取っています。
買いエントリーでは、朝の相場の勢いを捉える独自のアルゴリズムを採用。RSI(相対力指数)を使って過売り状態を判断し、反発のタイミングを狙います。RSIは一般的に30以下で過売りとされますが、このEAがどの数値を基準にしているかはパラメータ次第です。
売りエントリーは、夜間の相場の動きを分析してトレンド転換を狙うロジックです。欧州時間が終わりに近づく時間帯の値動きの変化を捉えているようです。
また、どちらのエントリーにもスプレッドフィルターが搭載されており、スプレッドが広がっている不利な状況では取引を控える設計になっています。これは実運用では非常に重要な機能です。
クローズ条件
利益確定と損切りには、時間ベースと価格ベースの両方の戦略が使われています。
- 時間ベースの利益確定:一定時間経過後に強制決済することで、確実に利益を確保
- 動的なストップロス調整:含み益が出ているポジションに対して、利益を守るためストップロスを移動
- 固定損切り:最大ストップロス90pipsという明確な損切りライン
特に動的なストップロス調整機能は、利益を伸ばしつつリスクを減らす優れた仕組みです。




フォワード成績の徹底分析
それでは、実際のリアル口座でのフォワード成績を詳しく見ていきます。
| 指標 | 数値 | 評価 |
|---|---|---|
| 総取引回数 | 150回 | 十分なサンプル数 |
| 勝率 | 64.67% | 優秀(勝ちトレードが安定) |
| 勝ちトレード | 97回 | – |
| 負けトレード | 53回 | – |
| 総利益 | 6,975ドル | 堅実な積み上げ |
| プロフィットファクター | 1.58 | 良好(1.5以上が目安) |
| 最大ドローダウン | 289ドル | 非常に低い |
| リカバリーファクター | 24.13 | 極めて優秀 |
注目すべき数値の解説
勝率64.67%は、デイトレード型のEAとしてはかなり高い水準です。100回取引して約65回勝つ計算になるので、精神的にも安心して運用できる数字と言えます。
プロフィットファクター1.58は、損失に対して1.58倍の利益を出していることを意味します。一般的にPF1.5以上が実用レベルとされているので、十分合格点です。
特筆すべきはリカバリーファクター24.13という数値です。これは総利益を最大ドローダウンで割った値で、リスクに対してどれだけ効率的に利益を上げているかを示します。20を超えるのは極めて優秀で、このEAの最大の強みと言えるでしょう。




QuantAnalyzerの分析結果を見ると、損益曲線が右肩上がりで安定して推移していることが分かります。月別成績も比較的均等に利益を積み上げており、特定の月に大きく依存していない点が評価できます。
EuropeTimeのメリット
- リスク管理が非常に優秀:最大ドローダウン289ドルという低さは驚異的です。総利益6,975ドルに対してわずか4.1%という抜群のリスクコントロール。
- 時間帯を絞った効率的な運用:欧州時間という流動性が高く値動きのある時間帯に特化することで、無駄な取引を避けています。24時間稼働型のEAに比べて相場の急変リスクも低減。
- 単ポジション運用の安心感:ナンピン・マーチンゲールのような複数ポジションを抱えるリスクがなく、損失が限定的です。最大ストップロス90pipsという明確な損切りラインも安心材料。
- スプレッドフィルター搭載:スプレッドが広がった不利な状況ではエントリーしない設計で、実運用でのコスト削減に貢献します。
デメリット・注意点
- 取引機会が限定的:欧州時間に特化しているため、24時間稼働型のEAに比べて取引回数が少なくなります。150回の取引データがどの期間で積み上げられたかにもよりますが、すぐに大きな利益を狙うタイプではありません。
- 極端なレンジ相場に弱い:公式情報にもある通り、方向性のない強いレンジ相場では本来の実力を発揮できません。欧州時間でもボラティリティが低い時期は注意が必要です。
- 重要指標発表時の停止推奨:ECBやユーロ圏の重要経済指標の発表前後は取引を避けるべきとされています。手動で停止する必要があるため、完全放置というわけにはいきません。
- 想定月利10%:これは決して低い数字ではありませんが、ハイリスク・ハイリターンを求める方には物足りないかもしれません。堅実派向けのEAです。




QuantAnalyzerのドローダウン分析を見ると、最大ドローダウンの期間も短く、回復も早いことが確認できます。これはリスク管理の優秀さを裏付けるデータです。
どんな人に向いているか
EuropeTimeは以下のような方に特におすすめです。
- リスクを抑えた堅実な運用を求める方:ドローダウンの小ささとリカバリーファクターの高さは、安定志向の投資家にぴったりです。
- 単ポジション型のEAを探している方:ナンピンやマーチンゲールが怖いという方に最適。損失が限定的で精神的な負担が少ないです。
- 欧州時間に相場を見られる方:日本時間で夕方から夜にかけての時間帯なので、サラリーマンの方でも動作確認しやすいでしょう。
- 中長期的な資産形成を考えている方:月利10%を複利で回せば年間で大きなリターンが期待できます。一攫千金より着実な利益を好む方向けです。
逆に、以下のような方には向いていないかもしれません。
- 短期間で大きく稼ぎたい方(ハイリスク・ハイリターン志向)
- 24時間完全放置で運用したい方(重要指標時の手動停止が必要)
- 取引回数の多さを重視する方(時間帯限定のため機会は限られる)
まとめ・総合評価
📊 総合評価
EuropeTimeは、欧州時間に特化した堅実派向けの優秀なEAです。
最大の魅力はリスク管理の優秀さ。リカバリーファクター24.13という数値が示す通り、非常に効率的にリスクをコントロールしながら利益を積み上げています。勝率64.67%、PF1.58という数字も実用レベルとして十分です。
19,800円という価格も、この成績なら妥当と言えるでしょう。推奨証拠金100ドルから運用できる点も、初心者や少額から始めたい方にとって敷居が低いです。
ただし、重要経済指標時の手動停止や、レンジ相場での注意など、完全放置とはいかない部分もあります。また、想定月利10%というのは堅実な数字ですが、短期間で大きく稼ぎたい方には物足りないかもしれません。
総合的には、リスクを抑えながら着実に資産を増やしたい方に自信を持っておすすめできるEAと言えます。特に、単ポジション型で損失が限定的という点は、EAの運用に不安を感じている初心者の方にも安心材料になるでしょう。
このEAの詳細な成績データやパラメータ設定は、シストレ.COMで確認できます。フォワードテストの最新データや、他のトレーダーのレビューもチェックできるので、導入を検討している方はぜひ一度ご覧ください。
※当サイトの情報は投資助言ではありません。EAの運用は自己責任で行ってください。過去の成績は将来の利益を保証するものではありません。
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