本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入・売却を推奨するものではありません。FX取引にはリスクが伴い、投資元本を失う可能性があります。投資判断はご自身の責任において行ってください。
USDJPYをM15(15分足)でスキャルピングする「Ocean Tiger」を、Fマガ編集部が実データで検証しました。総合評価はB(★3.7/5.0)。THE FX SHOP開発・シストレ.COMで無料提供のEAです。フォワード勝率58.11%・PF1.12・RF4.75に加え、実績最大1ポジションという極めて保守的なリスク管理が際立っています。
直近90日は14件・+744円で現在も稼働継続中です。月平均約4.8回という超低頻度のため、動かない時期があっても正常です。一方で1敗あたりの平均損失(842円)が1勝あたりの平均利益(677円)を上回る逆ペイオフ構造があり、58%以上の勝率を保てなければPFは1.0を割り込みます。安定稼働は評価できるが、148取引のサンプル数と低いPFは積み上げを要する段階が正直な評価です。

30秒でわかる Ocean Tiger
- 総合評価 ★3.7/5.0(B|稼働中・低リスク設計。ただしPF・サンプル数は発展途上)
- フォワード 勝率58.11% / PF1.12 / 148取引(累計)
- RF4.75(総利益6,053円÷最大含み損1,274円)、直近90日は+744円で稼働継続中
- 実績最大1ポジション・最大含み損-1,274円という超低リスク設計
- 一言評価「月4.8回しか動かない超低頻度EA。リスクは極小だが、今後の取引積み上げと勝率維持が評価の分岐点」
Ocean Tigerの基本情報とスペック
USDJPYをM15で運用するスキャルピング型で、設計上限3ポジションに対し実績最大1ポジションという超保守的な稼働実態が特徴です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| EA名 | Ocean Tiger |
| 開発元 | THE FX SHOP |
| プラットフォーム | MT4 |
| 通貨ペア | USDJPY(米ドル/円)専用 |
| 時間足 | M15(15分足) |
| トレードスタイル | スキャルピング(低頻度) |
| 最大ポジション数 | 3(実績最大1) |
| 推奨証拠金 | 10万円以上(0.01ロット時) |
| 価格 | 無料(シストレ.COM) |
| シストレ.COMグレード | B(4.7/10) |
| Fマガ総合評価 | ★3.7/5.0(B) |
Ocean Tigerの特徴は「実際に動いている安心感」と「極端に保守的なリスク管理」です。RF4.75は標準的な水準ですが、148取引では統計的信頼性はまだ発展途上です。実績1ポジションはエントリー条件を厳しく絞った設計の証です。500取引到達時にPFと勝率が維持されているかが真価の判定基準です。
Ocean Tigerのロジックと戦略の仕組み
M15スキャルピングと低頻度エントリーの特徴
スキャルピングは短い時間軸で小さな値幅を積み上げる手法ですが、Ocean TigerはM15というやや粗い時間軸を使い、ノイズを減らしてシグナルの質を高める設計です。その分取引機会は絞られ、月平均4.8回・年間換算約57回という低頻度につながっており、1〜2ヶ月動かない期間があっても仕様の範囲内です。
設計上は3ポジションまで許容しますが、148取引のフォワード期間を通じて実績は常に1ポジションです。複数条件が重なったときのみシグナルが出る厳格な設計と推察され、最大含み損も-1,274円という低水準に抑えられています。
グロス勝ち58,239円・グロス負け52,186円の差額6,053円が総利益です。86勝62敗の内訳から1勝あたり677円・1敗あたり842円という非対称構造が生じており、58%の勝率を維持して初めて黒字が成立します。
RF4.75が示すリスクと収益のバランス
RF(リカバリーファクター)は総利益を最大含み損で割った効率指標で、Ocean Tigerは4.75(6,053円÷1,274円)です。RF3以上で「健全」、RF10以上で「優秀」とされる中で標準的な水準ですが、148取引では信頼性はまだ低く、積み上げに伴う変化の観察が必要です。
最大含み損-1,274円はリアル口座で実際に記録された最大の未確定損失額です。0.01ロット時の数値で、10万円の証拠金に対し約1.3%のドローダウンに相当し、保守的なリスク管理として優秀な水準です。
逆ペイオフ構造と勝率の関係
最大のリスク要因は「1敗842円・1勝677円」という損益の非対称性です。勝率が55%まで低下すると期待損益はほぼゼロ、50%を下回るとPFは1.0を割り込み赤字転換します。収益性が勝率維持に強く依存する点を念頭に置く必要があります。
Ocean Tigerのフォワード成績(実績データ)




| 指標 | 数値 | 評価 |
|---|---|---|
| 総利益 | +6,053円 | 148取引で黒字継続中 |
| PF(プロフィットファクター) | 1.12 | 黒字だが逆ペイオフ構造でバッファは薄い |
| 勝率 | 58.11%(86勝62敗) | 逆ペイオフ型で勝率維持が収益の鍵 |
| RF(リカバリーファクター) | 4.75 | 標準水準。取引数積み上げで精度が上がる |
| 最大含み損 | -1,274円 | 突出して低い。0.01ロット時で証拠金の約1.3% |
| 90日損益 | +744円(14件) | ✅ 稼働継続中。直近も上昇傾向 |
| グロス勝ち | 58,239円 | 参考値 |
| グロス負け | 52,186円 | 参考値 |
| 1勝あたり平均利益 | 677円 | 逆ペイオフ構造(1敗が1勝を上回る) |
| 1敗あたり平均損失 | 842円 | ⚠️ 損失が利益を上回る逆ペイオフ |
| 月平均取引回数 | 約4.8回 | 超低頻度。年間約57回の見込み |
| 総取引数 | 148回 | 統計的信頼性向上のため今後の積み上げが必要 |
直近90日の損益は+744円(14件)でチャート最新点も上昇傾向です。月4.8回の低頻度ゆえ動かない月があっても正常な仕様のため、焦らず中長期で観察してください。
PF1.12はグロス勝ち58,239円÷グロス負け52,186円(≒1.116)で算出され、差額6,053円が総利益です。スキャルピングEAとしてPF1.1〜1.2は「黒字だが余裕は薄い」水準で、今後も維持されるかを注視する必要があります。
シストレ.COMグレードB(4.7/10)とFマガの★3.7はほぼ同じ見解です。148取引は統計的に推奨される500取引の約30%にとどまるため、現時点の評価は「途中経過」であり、今後の積み上げで上下する可能性があります。
Ocean Tigerの5段階評価と採点根拠
| 評価軸 | Fマガ評点 | 採点根拠 |
|---|---|---|
| 収益性(PF) | 2.5/5.0 | PF1.12は黒字。ただし逆ペイオフ×低頻度で月間収益の金額は小さい。90日+744円は正だが少ない |
| 安定性(RF) | 3.5/5.0 | RF4.75は良好。ただし148取引はサンプル不足気味で長期安定性の検証が不十分 |
| リスク管理 | 4.5/5.0 | 実績最大1ポジション・最大含み損1,274円は設計として突出して優秀。0.01ロット時で証拠金の1.3% |
| 信頼性 | 3.0/5.0 | 148取引は統計的に少ない。月4.8回の低頻度で検証に時間がかかる。稼働継続中は加点 |
| コスパ | 5.0/5.0 | シストレ.COMで完全無料。試すコストはゼロ |
| 総合 | ★3.7/5.0(B) | 5軸平均(2.5+3.5+4.5+3.0+5.0)÷5 |
B★3.7の主因はリスク管理の優秀さと無料コスパです。実績最大1ポジション・最大含み損1,274円は同クラスの無料スキャルピングEAでも特に保守的です。一方、収益性を2.5にとどめたのは、PF1.12の薄いバッファと低頻度ゆえに月間収益額が小さいためです。
比較では、Boms_ScalpingのPF1.02をわずかに上回る一方、K_Kewl_USDJPY_SCのPF1.21・RF17.79には及びません。ただし現在稼働中という点は大きな優位性で、今後の積み上げで評価が上方修正される可能性があります。
Ocean Tiger運用シミュレーション
Ocean Tigerは月平均4.8回しか取引せず、0〜3回しか動かない月もあります。壊れたのではと焦らず、最低でも3〜6ヶ月単位で観察してください。短期間の成績ではサンプル不足で正しい評価ができません。
| ロット設定 | 想定証拠金 | 月間収益目安 | 想定最大含み損 |
|---|---|---|---|
| 0.01ロット | 10万円以上 | +100〜+500円(月4〜8回時) | 約1,300円 |
| 0.1ロット | 50万円以上 | +1,000〜+5,000円(月4〜8回時) | 約13,000円 |
| 1.0ロット | 500万円以上 | +10,000〜+50,000円(月4〜8回時) | 約130,000円 |
月間収益目安は過去実績(総利益6,053円÷148取引×月4.8回)の概算で、取引頻度・スプレッド・相場環境により大きく変動します。取引ゼロの月もあるため、単月でなく四半期(3ヶ月)以上の累計で判断することが重要です。
市場環境別パフォーマンスの傾向
USDJPY専用のM15スキャルピングは、方向感のあるトレンド相場や短期レンジの往復に強い傾向があります。条件が揃わない限り仕掛けない選択的な戦略は安全弁として機能しますが、ニュース相場や介入など急変局面では逆ペイオフ構造の負けが重なる可能性に注意が必要です。
撤退条件チェックリスト
- ✅ 3ヶ月連続でPFが累計1.0を下回った場合(逆ペイオフ悪化のサイン)
- ✅ 勝率が累計で55%を下回った場合(逆ペイオフ型のブレークイーブン付近)
- ✅ 最大含み損が証拠金の10%を超えた場合(設計と乖離した動きが発生している)
- ✅ 6ヶ月間で取引がゼロ件の場合(稼働停止の可能性を確認)
- ✅ シストレ.COM側でシグナル異常・配信停止が発生した場合
撤退の最大の判断基準は「勝率の継続的な低下」です。58%を下回る局面が3ヶ月以上続けば相性の変化を疑い、逆に60%超が続けば現在のPF1.12を上回る成績も期待できます。
Ocean Tigerの向き不向き
Ocean Tigerに向いている運用者
- 月数回しか動かなくても長期視点で運用できる辛抱強い人
- 最大含み損1,274円という超低リスク設計を重視する人
- 稼働中EAを低リスクで試したい自動売買の初心者
- 無料EAをポートフォリオの一部として小額配置したい人
- リスクを極限まで抑えながら、少しずつ収益を積み上げたい人
Ocean Tigerに向いていない運用者
- 毎月一定以上の収益を期待している人(月4.8回の低頻度では安定収益は難しい)
- 数週間動かないと不安を感じてすぐ設定を変えたくなる人
- PF1.12という薄いバッファでは物足りない人(より高PFのEAを検討すること)
- 148取引という現状のサンプル数に統計的不安を感じる人
- 資金の大半を1つのEAに集中させたいと考えている人
活用の鍵は「月単位の損益を気にしない」姿勢です。月4.8回のEAを毎月の成績で評価してもサンプル不足で判断できず、最低でも半年間・約29回以上の取引が積み上がった時点での評価が適切です。
最大の価値は「稼働中・リスク極小・無料」の3点セットです。試すコストゼロ・最大含み損1,274円は初めての自動売買でも心理的ハードルが低く、「超低リスク枠」として0.01ロットで他のEAと並行評価する使い方が最も合理的です。
弱点の逆ペイオフ構造(1敗842円>1勝677円)は、負けが重なると損失が積み上がりやすいことを意味します。連敗や負けサイズの拡大で収益性の悪化が急速に進む可能性があり、小額・長期での観察が推奨される理由はここにあります。
Ocean Tigerよくある質問
Ocean Tiger総合評価とまとめ
Ocean Tigerは「現在稼働中・超低リスク設計・無料」を満たす自動売買EAです。148取引・勝率58.11%・PF1.12・RF4.75・最大含み損-1,274円という実績を持ち、直近90日も+744円(14件)と稼働を継続しています。実績最大1ポジションは慎重なエントリー哲学の表れです。
弱点は、1敗842円・1勝677円の逆ペイオフ構造ゆえ勝率低下に弱いこと、148取引という発展途上のサンプル数です。今後の積み上げで現在のPFと勝率が維持されるかが評価の真の分岐点です。
Fマガとしての結論は総合B(★3.7/5.0)。稼働継続中と超低リスク設計は高く評価できますが、収益性と統計的信頼性は発展途上です。利用するなら0.01ロットの最小単位で半年以上の実績を観察するアプローチを推奨します。最大含み損1,274円(0.01ロット時)は初めて自動売買を試す人にも安心できる低さです。
心構えを一言でまとめると「焦らず、長く」です。1年以上の運用データが積み上がったとき、現在のPF1.12・勝率58.11%がどう変化しているかを確認することが本当の評価につながります。現時点では「低リスクで試しながら待つ」姿勢が最も適切です。
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Fマガ編集部
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