本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入・売却を推奨するものではありません。FX取引にはリスクが伴い、投資元本を失う可能性があります。投資判断はご自身の責任において行ってください。
Tokyo Fixing USDJPYは、五十日(ゴトー日)アノマリーと9時55分の仲値形成を狙うドル円専用EAです。フォワード実績はPF1.40・勝率61.7%・141取引で、Fマガの総合評価は★3.6(B)としました。最大ドローダウン1,004円(0.01ロット換算)という低リスク設計が光る一方、月平均5.9回の低頻度ゆえ収益規模は控えめです。実データをもとに実力を検証します。
30秒でわかる Tokyo Fixing USDJPY
- 総合評価 ★3.6/5.0(B|低リスク設計が強み、収益規模は控えめ)
- フォワード実績 勝率61.7% / PF1.40 / 141取引(約2年)
- 価格は無料版あり・有料版16,000円。試してから買える
- 最大ドローダウン1,004円(0.01ロット換算)と非常に小さい
- 一言評価「ゴトー日仲値に特化した堅実なニッチ戦略EA」
Tokyo Fixing USDJPYの基本情報
Tokyo Fixing USDJPYは、i-trade EA worksが開発したUSDJPY専用の自動売買EAです。東京時間の早朝に絞った取引戦略が特徴で、ポジションは1日1つに限定されています。シストレ.COMで無料版が配布されており、動作を確認してから有料版へ移行できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| EA名 | Tokyo Fixing USDJPY |
| 開発元 | i-trade EA works |
| 価格 | 無料版あり / 有料版16,000円 |
| プラットフォーム | MT4 |
| 通貨ペア | USDJPY(米ドル/円)専用 |
| 時間足 | M5(5分足) |
| 最大ポジション数 | 1 |
| 取引スタイル | デイトレード(当日中に決済) |
| エントリー根拠 | 五十日(ゴトー日)アノマリー+RSI |
| 総取引数 | 141回(集計時点) |
| フォワード期間 | 約2年(24ヶ月) |
| Fマガ総合評価 | ★3.6/5.0(B) |
多くのEAが海外セッションや複雑なテクニカルを使う中、このEAは日本市場固有の「仲値」という実需メカニズムに特化しています。月5.9回という低頻度のため短期間では評価が定まりにくく、約2年・141取引のフォワードを蓄積してようやく実力が見えてきた段階です。数値は直近集計時点のフォワード実績で、最新値は公式ページでご確認ください。
取引ロジックと売買戦略
このEAを理解するキーワードは「五十日(ゴトー日)アノマリー」と「仲値」の2つです。どちらも日本固有の市場メカニズムであり、USDJPY専用EAとして理にかなった設計です。
五十日(ゴトー日)アノマリーとは
五十日(ゴトー日)とは、毎月5日・10日・15日・20日・25日・30日のことです。日本企業の決済や支払いが集中しやすく、輸入企業の支払い用ドル需要が高まるため「ゴトー日はドル高・円安に動きやすい」という経験則が知られています。
ただしアノマリーはあくまで傾向であり、法則ではありません。経済指標や突発ニュースでゴトー日でも逆方向に動くことは十分あります。このEAはRSIフィルターでそのリスクを軽減しようとしています。
仲値(9時55分)の仕組み
仲値とは、東京外国為替市場で毎朝9時55分に金融機関が公示する基準レートです。多くの日本企業がこのレートで外貨取引を行うため、輸入企業のドル買いが9時55分に向けて集中しやすくなります。
Tokyo Fixing USDJPYは、この仲値形成プロセスに向かう上昇を取りに行き、9時55分前後に決済して逆流リスクを避ける設計です。ポジションは当日中にクローズされるため、スワップやオーバーナイトのリスクはありません。
RSIフィルターと1日の取引の流れ
ゴトー日という条件だけでなく、RSI(相対力指数)で過買い・過売りを確認したうえでエントリーを絞ります。東京時間の早朝にゴトー日判定とRSI確認を行い、条件が揃えば買いエントリー、9時55分の仲値形成タイミングで決済する流れです。
RSIは本来レンジ相場向きの指標のため、強いトレンド発生時には機能しにくい特性があります。月平均5.9回という取引数は、この二重の絞り込みの結果です。
米雇用統計・CPI・FOMC・日銀会合などのビッグイベントがゴトー日と重なると、想定外の値動きでアノマリーが打ち消されることがあります。重要指標の日は手動でEAを停止する判断も検討してください。経済指標カレンダーの事前確認を習慣にすると安心です。
フォワード成績の実績検証
シストレ.COM公開の実フォワードデータを検証します。数字は直近集計時点の実績で今後も変動します。最新値は公式ページでご確認ください。
主要指標サマリー
| 指標 | 数値 | Fマガ評価 |
|---|---|---|
| 総取引数 | 141回 | 一定量あり・継続観察 |
| 勝ち / 負け | 87勝 / 54敗 | - |
| 勝率 | 61.7% | 合格水準 |
| プロフィットファクター(PF) | 1.40 | 合格ライン超え |
| 総利益(0.01ロット換算) | +4,232円 | 実フォワード累計 |
| 直近90日の損益 | +1,365円(28取引) | 直近も堅調 |
| 最大ドローダウン | 1,004円 | 低リスク設計 |
| リカバリーファクター(RF) | 約4.2 | 優秀(3以上) |
| 月平均取引数 | 約5.9回 | 低頻度・厳選型 |
| フォワード期間 | 約2年(24ヶ月) | 十分な期間 |
数字をどう読むか(強み)
PF1.40は、1円の損失に対して1.40円の利益を得ている計算です。合格ラインとされるPF1.2を上回り、実際の市場環境で約2年間機能し続けていることを示します。勝率61.7%は、ゴトー日という方向性の偏りを活用した「勝率で稼ぐタイプ」の数値です。
特に光るのはリスクの小ささです。最大ドローダウン1,004円(0.01ロット換算)に対して総利益+4,232円、リカバリーファクター約4.2はRF3以上の優秀水準です。1日1ポジション・当日決済という設計がリスクを抑えることに成功しています。直近90日も28取引で+1,365円と堅調なペースを維持しています。
弱点も正直に
141取引というサンプル数は「一定量あり」ですが「十分」とは言い切れません。EAのフォワード評価では200取引以上が望ましいとする意見もあり、評価が変わる可能性は残ります。また1取引あたりの期待値は約30円(0.01ロット換算)と小さく、収益規模を求めるEAではありません。
もう1つの本質的なリスクは、アノマリー依存であることです。仲値の需給構造が変化すれば優位性が薄れる可能性があり、テクニカル指標のように普遍的な根拠ではない点を理解しておく必要があります。
本記事の成績はシストレ.COMの公開フォワード(リアル計測・0.01ロット換算)が出典です。バックテストではなく実際のスプレッドやスリッページを含む本番環境の結果のため、信頼性の高いデータといえます。掲載パネル画像と本文数値は集計タイミングの差で僅かに異なる場合があります。
Fマガ独自5軸評価と採点根拠
収益性・安定性・リスク管理・信頼性・コスパの5項目を各5点満点で評価しました。いずれもフォワード実値に基づく採点です。
採点の考え方
収益性3.0は、PF1.40が合格水準にとどまる点を反映しました。安定性4.0とリスク管理4.0は、ドローダウンの小ささと当日決済設計の評価です。信頼性3.0はデータ公開を評価しつつ、141取引というサンプルの限界を織り込みました。コスパ4.0は無料版の存在が大きく、試してから16,000円を払うか判断できる構成が貢献しています。
評価できる点と注意すべき点
- 最大ドローダウン1,004円・RF約4.2という低リスク高効率の実績。
- 当日決済のためスワップ・オーバーナイトリスクがない。
- 無料版で動作を確認してから有料版へ移行できる。
- 東京時間特化のニッチ戦略で、他EAとの分散に組み込みやすい。
- 約2年のフォワードを公開しており検証姿勢が誠実。
- 月平均5.9回の低頻度で、収益規模は小さい(期待値約30円/0.01ロット)。
- 141取引はサンプルとしてまだ限定的。評価は今後も変わりうる。
- アノマリー依存のため、仲値の需給構造が変化すると優位性が薄れるリスクがある。
- 重要指標とゴトー日が重なる日は苦手。手動停止の判断が必要になる場合がある。
推奨資金管理と運用シミュレーション
フォワード実績(全期間平均で月約180円、直近90日ペースで月約450円・いずれも0.01ロット換算)をもとにした試算です。将来の利益を保証するものではありません。
| 運用ロット | 推奨証拠金目安 | 月損益の目安 | 最大DD目安 |
|---|---|---|---|
| 0.01ロット(最小) | 5万円以上 | 約180〜450円 | 約1,000円 |
| 0.1ロット | 30万円以上 | 約1,800〜4,500円 | 約10,000円 |
| 0.3ロット | 100万円以上 | 約5,400〜13,500円 | 約30,000円 |
取引がない月もあるため、毎月コンスタントに利益が出るわけではありません。証拠金の1〜2%をリスク上限とする基準なら、50万円の証拠金で0.1〜0.2ロット程度が目安です。低頻度EAの特性上、最低3〜6ヶ月単位で評価する姿勢が重要です。
単体では収益規模に限界があるため、他の時間帯・他の戦略のEAと組み合わせるポートフォリオ運用が現実的です。同じUSDJPYのEAと併用する場合はポジション重複に注意してください。
向いている人・向かない人
✅ 向いている人
- ドローダウンの小さい堅実なEAを探している人
- ポートフォリオに東京時間の戦略を加えたい人
- 無料版で試してから判断したい人
- 1日1トレード・当日決済のシンプルな管理を好む人
⚠️ 向かない人
- 短期間で大きな利益を求める人
- 取引頻度の高さ・毎日の約定を重視する人
- アノマリー(経験則)由来の戦略に抵抗がある人
- 指標カレンダーの確認など手動管理を一切したくない人
強いトレンドが続く局面ではRSIフィルターが機能しにくく、レンジ気味の相場で強みを発揮しやすい特性があります。ドル円が一方向へ加速している時期は成績が鈍る可能性を見込んでおきましょう。
よくある質問(FAQ)
まとめ・総合判断
総合評価 ★3.6/5.0(B)
Tokyo Fixing USDJPYは、ゴトー日アノマリーと9時55分の仲値形成という日本市場固有のメカニズムに特化した、独自性の高いEAです。PF1.40・勝率61.7%・RF約4.2という実績は合格水準で、特に最大ドローダウン1,004円という低リスク設計が際立ちます。
一方で月平均5.9回の低頻度ゆえ収益規模は小さく、単体で大きく稼ぐEAではありません。低リスクのニッチ戦略をポートフォリオに加える、という位置づけが最も適切です。まず無料版で動作を確認し、最低3ヶ月の稼働データを見てから本格運用を判断してください。
運用前の確認リスト
- 月5.9回・期待値約30円(0.01ロット)という収益規模を理解したか
- 重要指標とゴトー日が重なる日の停止判断を想定しているか
- 取引時間帯(9時前後〜10時前後)の安定稼働環境(VPS等)はあるか
- 最低3〜6ヶ月単位で評価する余裕資金と忍耐があるか
- 公式ページのフォワードデータを定期確認する習慣を持てるか
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※当サイトの情報は投資助言ではありません。EAの運用は自己責任で行ってください。過去の成績は将来の利益を保証するものではありません。相場環境によっては損失が出る可能性があるため、十分な資金管理とリスク管理が必須です。




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