本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入・売却を推奨するものではありません。FX取引にはリスクが伴い、投資元本を失う可能性があります。投資判断はご自身の責任において行ってください。
GOLD(XAU/USD)専用のナンピン・マーチンゲール系EA「COSMOS」を、Fマガ編集部が実データで検証しました。結論からお伝えすると、総合評価はC(★2.5/5.0)です。フォワードPF1.03はほぼ損益分岐点であり、DD586万円 vs 総利益59万円という壊滅的なリカバリーファクターが最大の問題です。
41,206取引という非常に豊富なフォワードデータが蓄積されており、データの信頼性は高い点は評価できます。しかし数字が示す現実は厳しく、ほぼ1円も儲かっていない状態でDD586万円を抱えるという構造的なリスクを正直に伝える必要があります。良い点も問題点も、シストレ.COMの公開フォワードデータをもとに正直に解説します。
30秒でわかる COSMOS EA
- 総合評価 ★2.5/5.0(C|収益性・リスクの両面で課題あり)
- フォワード 勝率60.59% / PF1.03 / 41,206取引(累積)
- DD586万円 vs 総利益59万円(リカバリーファクター約0.1)
- 最大10ポジナンピン・マーチン・MT4 M15 GOLD専用
- 一言評価「データ量は豊富だが、PF1.03はほぼ損益ゼロ。DDリスクが深刻」
COSMOSの基本情報とスペック
COSMOS GROUPが開発したGOLD(XAU/USD)専用EAです。15分足(M15)で動作し、ナンピンとマーチンゲールを組み合わせた攻撃的な運用スタイルが特徴です。無料版から試せる価格設定は入門のハードルを下げていますが、リスク特性を正確に把握したうえで検討する必要があります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| EA名 | COSMOS(初代) |
| 開発元 | COSMOS GROUP |
| 価格(無料版) | 0円 |
| 価格(有料版) | 39,000円 |
| プラットフォーム | MT4 |
| 通貨ペア | GOLD(XAU/USD) |
| 時間足 | 15分足(M15) |
| トレードスタイル | ナンピン+マーチンゲール |
| 最大ポジション数 | 10 |
| 販売プラットフォーム | sys-tre.com |
| Fマガ総合評価 | ★2.5/5.0(C) |
COSMOSは同じCOSMOS GROUPが開発した「COSMOS-02」とは別のEAです。COSMOS-02がH1足対応でポジション数最大18なのに対し、COSMOSはM15足・最大10ポジという異なる設計です。両者を混同しないよう注意してください。フォワード規模はCOSMOSの41,206取引が圧倒的に多く、データ量という点では信頼性があります。
COSMOSのトレードロジックと戦略設計
COSMOSのコアロジックは、GOLD(XAU/USD)の15分足でエントリーし、逆行した場合にナンピン(追加ポジション)を積み増しながらマーチンゲール方式でロットを増やしていく設計です。最大10ポジションまで積み上げる構造です。
エントリーと決済の仕組み
エントリーシグナルはGOLDのM15足の値動きを分析して生成されます。テクニカル指標の組み合わせによってエントリータイミングを絞り込み、トレンド方向に沿ったポジションを取ります。決済は利益目標に達した時点または損切り水準で行われます。
重要なのは、最初のエントリーが逆行した後の動作です。逆行が続くとナンピンが発動し、同方向に追加ポジションを積み上げます。さらにマーチンゲールにより後続のロットが増えていきます。うまく相場が反転すれば、複数ポジションの合計で小さな利益が出ますが、逆行が続いた場合は損失が急拡大します。
GOLDは株式市場や地政学的リスクに敏感で、突発的な一方向の大きな動きが起こりやすい銘柄です。ナンピン・マーチン型EAにとって最も危険なシナリオがGOLDでは頻繁に発生し得る点は、リスク管理上の最重要ポイントです。
ナンピン・マーチンゲールのリスク構造
ナンピンとは、損失ポジションを持ったまま同方向に追加エントリーし、平均取得価格を改善する手法です。最大10ポジションまで積み上げる設計は、最初のエントリーから10回逆行してもポジションを維持し続けることを意味します。
マーチンゲールはロットサイズを逆行のたびに増やす方式です。たとえば0.01→0.02→0.04と倍増していった場合、10ポジション目には理論上512倍のロットになります。フォワード実績の最大DD586万円はこの仕組みが現実に機能した結果です。
この組み合わせは「ほとんどの場面では小さな利益を積み上げるが、相場が大きく動いた時だけ壊滅的な損失を出す」という非対称なリスク・リターン構造を持ちます。実際に41,206取引で総利益59万円に対してDD586万円という数字はその現れです。
得意な相場と苦手な相場
得意なのは、一方向の動きが小さくレンジ内で推移するGOLD相場です。ナンピンが浅い段階で相場が反転すれば、複数ポジションの平均取得単価を活かして利益確定できます。
苦手なのは、FOMC・雇用統計・地政学的リスクなどのイベントで発生する一方向の大相場です。このような局面では10ポジション全てが逆行し、DD額が急拡大します。
FOMC・米雇用統計・CPIなどの重要指標発表前後はEAを停止することを強く推奨します。GOLDは特に米国指標への反応が大きく、ナンピン途中でのショックは全ポジションを巻き込む可能性があります。また、運用口座はナンピン最大10ポジを維持できる十分な証拠金を確保してください。
フォワード成績の実態と評価
シストレ.COMが公開している実フォワードのデータを詳しく見ていきます。41,206取引というデータ量は同サービス内でも有数の豊富さで、統計的な信頼性という点では評価できます。ただし数字の中身は厳しい現実を示しています。成績は集計時点の実績で、相場環境により変動します。最新値は公式ページで確認してください。
現在のフォワード成績
| 指標 | 数値 | Fマガ評価 |
|---|---|---|
| 総トレード数 | 41,206回 | 非常に豊富(信頼性高) |
| 勝率 | 60.59% | 標準的 |
| プロフィットファクター | 1.03 | ほぼ損益ゼロ |
| フォワード総損益 | +594,820円 | DDに対して極小 |
| 最大ドローダウン | 5,868,311円 | 総利益の約9.9倍 |
| リカバリーファクター | 約0.10 | 深刻な低水準 |
| 最大ポジション数 | 10(ナンピン) | 高リスク設計 |
PF1.03の意味と壊滅的なリカバリーファクター
プロフィットファクター1.03とは、100円の損失に対して103円の利益しか出ていないことを意味します。手数料・スプレッドのわずかな変化で簡単に1.0を下回ります。41,206取引という大量の試行を経ても、この水準に留まっているという事実は重く受け止める必要があります。
さらに深刻なのは、総利益59万円に対して最大DD586万円という比率です。リカバリーファクターは総利益÷最大DDで計算され、この場合は約0.10です。通常1.0以上が運用に足る水準とされますが、0.10はその10分の1以下です。言い換えると、これまで積み上げた総利益がすべて吹き飛ぶようなDD局面を10回経験しても不思議ではない構造を意味します。
勝率60.59%は一見問題なく見えますが、これはナンピン・マーチンゲール型EAの特性で説明できます。小さな利益の決済回数が多く、少数の大きな損失が積み重なるため勝率は高めに出やすいのです。PF1.03という数字が、この構造の本当の姿を示しています。
41,206取引という豊富なデータの価値
一方で評価すべき点もあります。41,206取引という取引数は、統計的に見て非常に信頼性の高いサンプルサイズです。少数取引のEAでは「たまたまの好成績」が評価を歪める可能性がありますが、COSMOSは大量のデータが積み上がっており、PF1.03という数字はある程度の確からしさを持ちます。
また、シストレ.COMによるリアル口座での公開フォワードという点も信頼性を高めています。デモ口座やバックテストの数字ではなく、実際の市場での取引結果という事実は正直な評価を可能にしています。
Fマガ独自の5段階評価(COSMOS)
収益性・安定性・リスク管理・信頼性・コスパの5項目を各5点満点で評価しました。総合は平均値です。
採点の根拠と判定理由
C評価の決定的な理由は収益性と安定性の低さです。PF1.03という数字は「稼げていない」と同義であり、リカバリーファクター0.10は稼いだ利益よりもDD額がはるかに大きいことを示しています。有料版39,000円に見合うリターンが得られていない状態です。
| 評価軸 | Fマガ | 採点の根拠 |
|---|---|---|
| 収益性 | ★2.0 | PF1.03は41,206取引を経てもほぼゼロ利益 |
| 安定性 | ★1.5 | 総利益59万円 vs DD586万円(RF約0.10) |
| リスク管理 | ★1.5 | 最大10ポジナンピン・マーチンで損失が雪だるま式 |
| 信頼性 | ★4.0 | 41,206取引・シストレ.COM公開リアル口座フォワード |
| コスパ | ★3.5 | 無料版で試せる点は評価・有料版は成績と不釣り合い |
評価できる点
- 41,206取引という膨大なフォワードデータで統計的信頼性が高い。
- シストレ.COMのリアル口座フォワードで結果を隠していない透明性。
- 無料版から試せるため、リスクなく挙動確認ができる。
- 勝率60.59%は標準的水準を維持しており、エントリーロジック自体は機能している。
注意すべき点
- PF1.03はほぼ損益ゼロ。41,206回取引してもほとんど利益が出ていない。
- DD586万円は総利益59万円の約9.9倍。リカバリーファクター0.10は深刻な低水準。
- ナンピン・マーチンの複合リスクで、相場が逆行するとDD額が急拡大する。
- 有料版39,000円の投資回収に見合うリターンが現状では得られていない。
リスクシミュレーションと資金管理の考え方
DD586万円の現実的な意味
最大DD586万円という数字を、運用資金と対比して考えることが重要です。たとえば運用資金が100万円であれば、DD586万円は口座を6回以上吹き飛ばせる金額です。DD局面で自動的に追加証拠金を投入しない限り、証拠金維持率の低下によるロスカットが現実的なシナリオになります。
ナンピン・マーチン型EAを運用する場合、最大ポジション数×想定最大ロットに耐えられる証拠金が必要です。最大10ポジションで各ポジションのロットがマーチンゲールで増加する場合、実際に必要な証拠金は想定より大幅に多くなります。余裕を持った資金管理が不可欠です。
| シナリオ | リスク水準 | Fマガ見解 |
|---|---|---|
| 運用資金100万円 | DD局面でロスカット多発 | 推奨しない |
| 運用資金500万円 | 最大DD相当額を保有可能 | 最低限の水準 |
| 運用資金1,000万円超 | DDを複数回耐えられる | 現実的な最低ライン |
- 含み損が過去最大DD(586万円)を超えそうなとき
- FOMC・雇用統計など重要指標発表前にポジションを複数抱えているとき
- GOLDが大きな一方向トレンドに入ったとき
- 証拠金維持率が200%を下回り始めたとき
- PFが1.0を下回った状態が継続しているとき
COSMOS-02との比較と使い分け
COSMOS GROUPは同社が開発した「COSMOS-02」も公開しています。両者はいずれもGOLD専用のナンピン系EAですが、設計が異なります。COSMOSがM15足・最大10ポジに対し、COSMOS-02はH1足・最大18ポジという設計です。
| 比較項目 | COSMOS(本記事) | COSMOS-02 |
|---|---|---|
| 時間足 | M15(15分) | H1(1時間) |
| 最大ポジション数 | 10 | 18 |
| フォワード取引数 | 41,206回 | より少ない |
| 価格(有料版) | 39,000円 | 39,800円 |
どちらも現状の成績に課題があります。COSMOSは取引数という点でCOSMOS-02より豊富なデータがある一方、PF1.03という厳しい現実も示しています。同じ開発元の2本を組み合わせてもリスクは分散されません。相関が高い可能性があります。
COSMOSはどんな人に向いているか・向かないか
向いている人
- 無料版でGOLD・M15のEA動作を学びたい人
- 大きな証拠金(1,000万円超)を持ちリスクを取れる人
- ナンピン型EAの動作原理を実際に体験したい人
- フォワードデータを自分で分析・研究したい人
向かない人
- 限られた資金(100万円以下)でEA運用したい人
- 安定的な利益成長を求める人
- DDリスクを避けたい初心者・中級者
- 有料版39,000円の投資に見合うリターンを期待する人
COSMOSを始める際の注意事項
まず無料版で動作確認するのが最低限の手順です。以下の点を事前に確認してください。
ナンピン型EAで資金管理をする際に重要なのは、ポジション積み増しが進むほど必要証拠金が急増するという構造への理解です。COSMOSは最大10ポジションを積み上げる設計ですが、全10ポジションが開いた状態で相場が反転しなければ証拠金が圧迫され続けます。最悪シナリオとして計上されているDD586万円は全ポジションが逆行した実際の記録であり、単なる仮説上の数字ではありません。
直近成績の定期チェックも運用継続の判断に欠かせません。PF1.03という全期間平均の数字は、直近3ヶ月・6ヶ月の成績が悪化していても平均値に埋もれてしまいます。41,206取引の蓄積がある反面、直近成績の変化に気づかないリスクがあるため、3ヶ月ごとに直近PFと取引ペースを公式ページで確認する習慣を持つことを検討してください。
GOLDは株式や為替と比べてボラティリティが高く、FOMC・米雇用統計・地政学リスクなどで急激な価格変動が起きやすい市場です。ナンピン途中に急変動が発生すると、短時間で複数ポジションが大きな含み損を抱えることになります。重要指標発表のスケジュールを週次で確認し、リスクイベント前後はEAを停止するルールを決めてから運用を始めてください。EA停止のタイミングを自動化できるツールを活用することも、安全な運用継続のための選択肢の一つです。運用ルールの明文化と定期的な見直しが、長期的な資金管理の基本になります。特にナンピン型EAは相場環境の変化に敏感なため、定期的にフォワードデータを確認し、成績が長期平均を大きく下回る局面では稼働停止を含めた判断をすることが損失の拡大を防ぐ上で効果的です。COSMOSのような長期稼働データを持つEAでも、現状維持バイアスには注意が必要です。
- デモ口座での動作確認。ナンピンの積み増しパターンと証拠金消費を実際に確認します。
- 最大DD相当の証拠金を確保する。少なくともDD586万円以上の余裕資金が現実的な最低ラインです。
- 重要指標カレンダーを設定する。FOMC・雇用統計・CPI前後のEA停止ルールを決めてください。
- 撤退基準を事前に決める。どのDD額・期間でEAを停止するかをルール化しておきます。
- 最新フォワードを公式ページで確認。PF1.03はフォワード全期間の累計値で、直近成績は変動します。
COSMOSに関するよくある質問
購入・運用前に多くの方が気にする点をまとめました。リスク特性と資金管理の理解が最重要です。
総合評価とまとめ
総合評価 ★2.5/5.0(C)
COSMOSは41,206取引という豊富なフォワードデータを持つGOLD専用EAです。データの透明性と規模は評価できますが、PF1.03というほぼ損益ゼロの現実と、DD586万円 vs 総利益59万円という壊滅的なリカバリーファクター(約0.10)が現状での積極的な推奨を困難にしています。
無料版で挙動確認するまでは問題ありませんが、有料版39,000円の投資判断は現状の成績では合理性に欠けます。ナンピン・マーチンのGOLD専用EAという特性上、大きなDDリスクを受け入れられる十分な資金と、厳格なリスク管理ルールがあることが最低条件です。
運用を始める前のチェックリスト
- PF1.03という現実的な収益力の限界を理解したか
- DD586万円を耐えられる余裕証拠金(1,000万円以上を目安)があるか
- 重要指標発表前後にEAを手動停止するルールを決めたか
- 無料版でデモ口座の動作確認を完了したか
- COSMOS-02との違いを理解し、どちらを選ぶか検討したか
シストレ.COMで現在配布中
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※当サイトの情報は投資助言ではありません。EAの運用は自己責任で行ってください。過去の成績は将来の利益を保証するものではありません。相場環境によっては損失が出る可能性があるため、十分な資金管理とリスク管理が必須です。




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